PCBをJLCPCBに発注してみた

はじめに

今回は、PCB生産を評判の良いJLC(嘉立創、深せん市)に任せてみたので、お問い合せからPCBが届くまでの経過をメモにしておく。

お問い合せ

英文のサイトに、対応もサイトから英文でLive chat可能、土日含めて何回もリクエストを出してほぼ待たさずにすぐに返事が来る。リクエストへ回答の質も良く、PCBに詳しい、プロの印象を受けた。のちほど自分が注文のオプション設定にミスを犯して向こうエンジニアの経験で自主回避して細心の注意を払っていることが分かった。

発注

1回発注するとあとはスムーズにいくはず、質問があるとすぐ聞けるので大きな支障がなかった。ホームページは使いやすいほうと。今回12cm寸法のPCB 5枚にサイズ16cmのステンシルを1枚依頼した。GerbビュアーがついてUploadのあとで便利に確認できる。ところで、何故かクーポンの使えるところがいないではないかと聞いたら、すぐ「ご迷惑をかけた」と謝った。

生産

16日(金)夕方の発注からステンシルは16日(金)22時頃の開始~18日(日)14時頃、PCBは21日(水)6時頃の完成、約5.3日間かかった。予定の3日間を超えた。以下履歴画面と見ると、生産のプロセス、スケジュール、いま現在のステータスが明確になっている。また、今回は不透明レジストを聞いたら、対応できないと即答してくれた。ごく普通に依頼した。

決済

送料込み4,400円ほど。支払いにJPay、クレジット、Paypalが使える。JPayについては説明を見ると銀行の振込みみたいなので申し込みが必要。追記:カード決済の場合、3~4パーセント加算、恐らくカード決済手数料だろうか、この点においては優しくない。

配送

送料の高い順からDHL、SFexpress、ダイレクトメールが選べる。1kgなら2000円未満。今回の配送はDHLを選んで、深せん~香港~届くまで、約5日間かかった。梱包はしっかりしている。

検収

目視検査および回路の動作を確認済み。シルクはセラミックのようにきれいに見えて繊細の表現までできている。

所感

依頼したあとで企業情報を調べてみると大きな工場を持つ企業であることと分かった。電子部品のほとんどは東南アジア生産なので、コストのみならず物流の利便性からみても深せんのほうは都合が良いかもしれない。きちんと生産、技術、社会貢献に注力する企業ならば支持すべきだと思う。同社の部品サイトLCSCは、まだDIGIKEY、MOUSERほど部品が揃っていないのでこれからと期待する。

jlcpcb-order
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